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iPhoneで動画を圧縮する方法:大きすぎる動画を送るには
「写真」アプリで動画をトリミングでき、AirDropやMail Dropで大きな動画を送れます。でも、どれもファイル自体は小さくなりません。小さくする方法と、それが必要になる場面を紹介します。
iPhoneで動画を圧縮するには、ビットレートを下げて再エンコードします。「写真」アプリやiMovieでは動画をトリミングしたり書き出したりできますが、16・20・25 MBのようにファイルサイズを入力することはできません。それには目標サイズのモードがあるアプリが必要です。動画を選び、サイズを入力し、見込みサイズを確かめ、残す前に結果を元の動画と見比べます。
大きすぎる動画についてのApple自身のアドバイスは、小さくすることではなく、AirDrop、iCloud、Mail Dropなど別の方法で送ることです。また、カメラの設定を変えれば、これから撮る動画を小さくできます。このガイドではそのすべてを扱うので、合う方法を選んでください。送り先が決まっている場合は、すべての動画圧縮ガイドをご覧ください。
iPhoneの動画が大きい理由
動画ファイルのサイズは、ほぼ2つの数字の掛け算で決まります。
サイズ = ビットレート × 長さ
ビットレートは、動画の1秒あたりに使うデータ量です。iPhoneは編集に耐えられるよう、スマホの画面で表示しきれないほど多くのビットレートで撮影します。残りはAppleのガイドがはっきり書いています。「フレームレートが高く、解像度が高いほど、ビデオファイルは大きくなります」。
2026年10月時点で、カメラはモデルによってHD、4K、それぞれのPAL方式で、24・25・30・60・120 fpsで撮影します。60 fpsの4Kクリップは、30 fpsの1080pに比べて1秒あたりおよそ8倍の画素を運ぶので、サイズもそれに比例します。
コーデックも影響します。「設定→カメラ→フォーマット」で「高効率」を選ぶと動画はHEVCで、「互換性優先」を選ぶと古いH.264で撮影されます。Appleによると、HEVCは同じ見た目の画質でストレージの使用量が少なく、iPhone 7以降で撮影できます。HEVCを再生できない機器にHEVCの動画を共有すると、iPhoneが代わりにH.264で送ることがあります。コーデックでどれだけ変わるかは、H.264・HEVC・AV1の違いをご覧ください。
iPhoneだけでできること
何かをインストールする前に、次のどれかで問題が解決しないか確かめてください。
| やりたいこと | 標準の方法 | できないこと |
|---|---|---|
| 短くして送る | 「写真」でトリミング | ビットレートは下がりません。残った1秒あたりの重さはほぼ同じです |
| これから撮る動画を小さくする | 「設定→カメラ→ビデオ撮影」(解像度やフレームレートを下げる)と、「フォーマット」の「高効率」 | 今ある動画には影響しません |
| 近くのAppleデバイスに大きな動画を送る | AirDrop | 近くのiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proにしか届きません |
| 大きな動画をメールで送る | 共有ボタン→「メール」のMail Drop | 受け取った人がダウンロードします。手元のファイルの大きさは変わりません |
「写真」で動画をトリミングする
- 「写真」アプリで動画を開き、編集ボタンをタップします。
- 動画の下のフレームビューアの両端をドラッグして新しい開始位置と終了位置を決め、「完了」をタップします。
- 「ビデオを保存」をタップしてトリミングした版に置き換えるか、「ビデオを新規クリップとして保存」で両方を残します。
保存したトリミングは、あとで同じ編集画面から元に戻せます。新規クリップとして保存した動画は戻せません。元の長さに戻したくなるかもしれないなら、新規クリップにせず、元の動画に上書き保存してください。
圧縮せずに送る
2026年10月時点で、長い動画についてのAppleのガイドは2つの方法を示しています。
- AirDrop:近くのAppleデバイスに送るいちばん簡単な方法です。「写真」で動画を開き、共有ボタン→「AirDrop」をタップします。相手が連絡先にいない場合は、相手が「設定→一般→AirDrop」で「すべての人(10分間のみ)」にすれば受け取れます。
- Mail Drop:共有ボタン→「メール」をタップします。Mail Dropはメール1通あたり5 GBまでの添付ファイルを扱え、受け取った人は30日間ダウンロードできます。Mail Dropの添付ファイルは、合計で1 TBまで使えます。
どちらもフルサイズのファイルを送ります。画質の面では理想的ですが、問題が相手側の上限(チャットアプリの上限、25 MBのメール添付、アップロードフォーム)にあるときは役に立ちません。そのときこそ圧縮です。
手順:iPhoneで動画を圧縮する
ここではNinjaを使います。iPhoneの中で圧縮するので、何もアップロードされず、アカウントも不要です。圧縮は無料で、ウォーターマークも入りません。アプリはApp Storeの「Ninja: 動画圧縮・変換」で、iOS 15.0以降が必要です。考え方はどのツールにも当てはまります。
- 動画を選ぶ。Ninjaを開き、写真ライブラリから選びます。「写真」やほかのアプリの共有ボタンから、動画をNinjaに共有することもできます。その場合iOSはNinjaにコピーを渡すので、元の動画は必ずそのままの場所に残ります。
- どこまで小さくするか決める。ほとんどの動画はNinja Autoのままで大丈夫です。動画のビットレート・解像度・コーデックを読み取り、鮮明さを保てる範囲で最大の削減を選びます。上限が決まっている場合は目標サイズを選んで数値を入力するか、共有プリセット(WhatsApp、Gmail、iMessage / MMSなど15種類)を選びます。
- 見込みサイズを確かめる。Ninjaは、エンコードを始める前に予想サイズと削減率を表示します。十分に小さくならなければ、画質→「小」や、低い解像度を試してください。
- 圧縮して、Ninjaを開いたままにする。iPhoneのハードウェアエンコーダーが処理を担うので、4Kクリップも数分で終わります。iOSはアプリがバックグラウンドで処理を続けられる時間を制限しているため、長いバッチではNinjaを開いたままにしてください。iOSが処理を一時停止しても、終わっていない動画はキューに残ります。
- 結果を確かめる。Revealでは、元の動画と圧縮したコピーを同じ瞬間で表示します。境界線をドラッグし、髪の毛、葉、文字などの細部をピンチで拡大して見てください。
- 元の動画をどうするか決める。両方を残す、元の動画をアプリ内のNinja Vaultに移す、「最近削除した項目」に移す(30日間は復元可能)、または元の動画を置き換えるから選べます。置き換えると、圧縮した動画が元の動画の場所に入り、撮影日と位置情報を引き継ぐので、ライブラリの時系列が崩れません。Ninjaが後の3つを選べるようにするのは、新しいファイルが9つのチェックに合格してからです。開けること、長さが一致すること、音声が残っていること、冒頭・中間・末尾でフレームをデコードできること、写真ライブラリに保存されて読み戻せること、そして本当に小さくなっていること。
iPhoneの動画を指定したサイズに圧縮するには
必要なサイズ(MB)に8を掛け、動画の長さ(秒)で割ります。それが収まるビットレート(Mbps)です。25 MB未満に収めなければならない2分のクリップなら、使えるのは合計約1.6 Mbpsです(25 MB × 8 ÷ 120秒から、ファイル自体のオーバーヘッドの分を少し引いた値)。音声の128 kbpsを引くと、映像に残るのは約1.5 Mbps。720p・30 fpsには十分ですが、1080pには足りません。Ninjaなら目標サイズを選んで25と入力すれば、アプリがこの計算をします。ほかの上限なら、設定を選ぶ前に目標サイズに収まるビットレートを正確に計算してください。
目的別の設定
| やりたいこと | Ninjaでは | 理由 |
|---|---|---|
| 空き容量を増やし、見られる画質を保つ | Ninja Auto、または画質→「バランス」 | 目に見えない余裕を取り除き、解像度は保ちます |
| WhatsAppで送る | WhatsAppプリセット(16 MB、720p以下、30 fps以下) | WhatsAppの既定の動画の上限を大きく下回ります。最新の数値はWhatsAppのガイドで追っています |
| Gmailに添付する | Gmailプリセット、または目標サイズを25より数MB少なく | 2026年10月時点で、Gmailの上限は25 MB。それを超えるファイルはGoogleドライブのリンクになります。メールについて詳しく |
| iPhoneを持っていない人にメッセージで送る | iMessage / MMSプリセット(3.5 MB、480p以下) | 添付ファイルのサイズ上限は通信事業者が決めるとAppleは説明しているので、MMSで送る動画は契約している通信事業者の上限に収める必要があります |
| Instagram、TikTok、YouTubeに投稿する | そのサービスのプリセット | そのサービスのサイズ・解像度・フレームレートの上限に合わせています |
本当に効くコツ
- 元の動画から、1回だけ圧縮する。すでに圧縮した動画をもう一度圧縮すると、劣化が重なります。WhatsApp用と保存用の両方が必要なら、どちらも元の動画から作ってください。
- 話している動画は60 fpsを30に、動きのある動画は60のままに。フレームレートを半分にすると、その分のビットレートを1枚1枚の鮮明さに回せます。スピーチには向いていますが、試合には向いていません。
- 解像度より先にビットレートを下げる。解像度を下げるのは、ビットレートが少なすぎて画面を埋められなくなったときだけにしてください。輪郭がにじみ始めるのは、そのときです。
- 撮影の段階で直す。ほとんどの動画をスマホの画面で見るなら、「設定→カメラ→ビデオ撮影」で4Kではなく1080pで撮るだけで、これから撮るすべてのクリップの容量を節約できます。
よくある質問
アプリなしでiPhoneの動画を圧縮できますか?
小さいファイルサイズを選ぶ、という意味ではできません。「写真」アプリで動画をトリミングでき、共有ボタンの「オプション」で形式を変えられ、カメラでこれから撮る動画を小さくできます。でも、形式の変更は節約になりません。「互換性優先」はより多くの機器で再生できる形式にファイルを変換することがありますが、Appleは変換前の形式であるHEVCのほうを、ストレージの使用量が少ない形式として説明しています。今ある動画をはっきり小さくするには、再エンコードが必要です。
iPhoneで動画を圧縮するおすすめのアプリは?
Ninjaは私たちが作っているので、アプリのランキングはしません。どのアプリを試すにしても、次の5つを確かめてください。動画をアップロードせずにスマホの中で圧縮すること。「低・中・高」だけでなく、入力したサイズに合わせられること。残す前に結果を元の動画と見比べられること。無料で書き出してもウォーターマークが入らないこと。App Storeのプライバシーラベルで、何を収集するかが示されていること。Ninjaは5つすべてを満たし、App Storeのラベルは「データの収集なし」です。
圧縮すると画質は落ちますか?
厳密には落ちます。非可逆の再エンコードでは、必ず一部のデータが捨てられます。ただ実際には、iPhoneの動画には余分なデータが非常に多く含まれているので、うまく選んだ設定なら、スマホの画面で違いが分かる前にファイルの大部分を減らせます。同じ瞬間を拡大して見比べ、ご自身の目で判断してください。
動画はどこかにアップロードされますか?
Ninjaではされません。すべて端末の中で圧縮します。iPhone版のコードには、ネットワークアドレスもHTTPクライアントも含まれていないので、動画を送る先のサーバーがありません。Ninja Proの購入はApp Storeを通じて行われ、Ninjaがお支払い情報を見ることはありません。
無料ですか?
圧縮はずっと無料です。すべてのサイズモードと共有プリセットを、ウォーターマークなし、1日の回数制限なしで使えます。Ninja Proは任意で、4本以上の一括処理、8つの高度なツール、HEVC・VP9・AV1での出力が加わります。価格は月額$2.99、年額$14.99、または買い切り$29.99です(米国価格。各国の価格はApp Storeが設定します)。
Ninjaが元の動画を残したのはなぜですか?
「両方を残す」を選んだか、動画を共有ボタンから取り込んだためです。iOSは共有された動画をコピーとしてNinjaに渡し、「写真」のどの項目から来たかを伝えません。そのためNinjaは、元の動画を削除できるふりはせず、残したことをお知らせします。
出典
上記の上限はすべて、2026年10月18日にこれらの出典で確認しました。各サービスは上限を変更することがあります。変わっていたらお知らせください。
- iPhone User Guide — Record a video (video recording formats)
- Apple Support — Using HEIF or HEVC media on Apple devices
- iPhone User Guide — Trim video length, adjust speed, and edit audio
- iPhone User Guide — Share long videos
- iPhone User Guide — Share photos and videos
- Apple Support — Mail Drop limits
- Gmail Help — Attach files
